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もっとも相談が多いこと(1)

もっと子供に勉強をしてほしい。それなのに子どもはのんびりとしていてやる気がないようにしか見えない。
入試やテストが近いのに危機感がまったくない。

これが、親御さんとお話しする中で、最も相談されることの多い話題です。
つまり「今どきの」子どもたちの90%は家で勉強ができないのです。

どの親御さんも「子どもにもっと勉強してもらいたい」
そして「良い人生を送ってもらいたい」

と願っています。

私にも二人の子どもがいますからそんな時の親の気持ちはよくわかります。
子どもを心配しない親などいようはずがありません。

そして、心配のあまりつい口を出してしまいます。
子どもに対する愛情があればあるほど、つい言いたくなるのです。

その結果、そんな親の思いとは逆に、次のようなことが起きてしまいます。それは

1)言えば言うほど子どもはやる気を失う。
2)言えば言うほど子どもは自主性をなくし、自分のことを自分のこととして考えることができなくなってしまう。

のです。

こういう状態になると、成績が上がりにくくなるだけでなく、子どもによっては反抗や非行などの問題行動につながることさえあるのです。
子育ては本当に難しいものです。
ですが愛情を持って接していれば必ず元の親孝行で優しいお子さんに戻ってくるのも事実です。

ではどうすれば良いのでしょうか。あきらめるしかないのでしょうか。

ここで、話をシンプルにするために、私が今まで数千人の生徒を見てきて感じたことを述べてみます。
一つ目、

親が言っても言わなくても子どもの成績は変わらない。

簡単に言うと、勉強させようとすればするほどしなくなり自主性を失い、マイナスにしかなりません。だから、なるべく言わないようにする、ということなんです。
「じゃあますますやらなくなるじゃないか」と思うかもしれません。

そんな時のためにこの塾があると思っています。

子どもと「約束」し、とにかく塾に来る日にちと時間を決める。

ということです。事実として親が進路について話したり勉強を指導するのは、感情が先に出過ぎて誰にとっても難しいものです。

ですが第三者ならその時々の子どもの表情を見ながら適当な距離感で接することができます。

こういう時のために塾で私も交えた三者懇談をすることも良いと思います。(いつでもお受けいたします)
親子だけで話より、進路や将来の話をしながら、勉強することに対する子どもの「同意」を引き出しやすいからです。

こうして塾に来ると、塾では子どもを「ノセて」学習し、達成感を味わわせようとします。
いろいろな場面で子どもが将来を自ら考え、夢を持つように将来の話を織り込むようにしていきます。

最初に教室に入ってきた時に表情のすぐれない子も、帰りには違う表情になっていることもよくあるのです。

そして、その塾の回数も、スケジュール調整さえしっかりしていれば、成績を上げるのにそんなにたくさんの時間は必要ありません。
行かせようとしすぎると、これもまたどんどん意欲を失っていきます。ですので自分で行く頻度を「決めさせ」必要な回数を自分で判断させるのです。

親からすれば物足りない取り組みでも子どもなりに努力をしているのです。

こうして早い時期は「コツコツと」、そして、テスト前は「全力で」取り組むという瞬発力のある「自主性」が生まれてくると成績が大きく伸びるチャンスです。
つまり成績を上げるための取り組みは、家庭であれこれ言わなくても、実は「塾に来る」だけでも完結するのです。

自主性が育ち、もっと成績を上げたいと考えて、子どもが家で少しでも問題集を開いたら、それはとてもとても素晴らしいことだと思います。
子どもが何か目標に向かってがんばっている姿勢こそが生きる力になるといつも思っています。

(つづく)

 

長くなりましたので今回はこのぐらいにさせていただきます。
そうは言っても、うちの子はいつまでたっても「自分から」が生まれない。こう言うケースも多いです。

次回はそれを解決するための私の考えをお話しします。

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