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「消化不良」を解消する二つのポイント

「進学実績」の危険性


〇〇高〇〇人合格!その数字を信じては危険です

大手進学塾は派手に「進学校に進む生徒数」を宣伝しています。実際、各教室の数をかき集めればおそらく間違いではないと思います。それを見ると、誰もが数字に煽られ「あの塾に通えば進学校に通えるかもしれない」と思うのではないでしょうか。ですが、普通の公立中学校でいわゆる「進学校」に進むことのできる生徒は1クラス40人中多くて4~5人、全生徒のわずか10%程度しかいないのです。

大手進学塾はその10%の子たちのために、入試の傾向を分析し、多様な問題に対応するためにとても素晴らしいボリュームのある教材を作成しています。ですが…上位以外の生徒にとってはほとんどの生徒にとって、それは教材としてこなしきれないのです。もし、お子様が以下の悩みをお抱えなら、その原因のほとんどは、その子に合わない学習をさせられた結果の「消化不良」によるものと考えます。以下の事項は90%の子ども達にあてはまるはずです。

  1. 塾の教材の内容がこなせなくなって 消化不良で成績が伸びていかない
  2. 自分は「勉強ができない」と思い込んでいる・文章問題や応用問題
  3. 単元によって苦手意識  があり、自分の「カベ」をこわせないでいる
  4. 行きたい高校のランクに足りていない
  5. 家でぜんぜん勉強しない

なぜ、こんなことになるのでしょうか?学校も塾も、多くの先生方は子ども思いで、とても熱心です。ですが、逆に学習内容を「しっかり教えよう」としすぎているのではないかと私は思っています。たくさん話をして隅々まで教えることは、教える側にとっては、仕事をした気持ちになり満足度が高いものです。しかし、逆にそのことが子どもたちの消化不良を引き起こす原因になっているのではないでしょうか? 


ポイント1:くり返して学習することが重要

それではなぜ私たちは結果を出させることができるのかその核心について包み隠さずにお伝えします。

「3回繰り返す」「自分でスケジュール管理をする。

もし、大人が何かの「資格」を受けることになったら、どんな学習方法になるでしょうか?きっと、軸になる問題集を購入し、試験の日程から逆算し、できるだけ繰り返して試験に臨むのではないでしょうか。子どもであっても「繰り返すことこそ確実な結果」につながるのです。

そしてポイントは「子どもがそれを自分で気にすること」につきます。期末テストで結果を出すために、今どれだけ進んでいなければならないのか、また、授業に追いつかれないようにするためには、どの教科をやっておかなければならないのか。自らスケジュール管理をできるようになると、それは「やらされる学習」ではなく「自分の学習」になります。成果は驚くほどの違いになってあらわれ出すのです。

ポイント2:全体をつかむ〜おおまかに予習する

授業内容の全貌を把握することは非常に重要です。たとえると、単元の最大のコアとなる部分を、ノミを大胆に入れて木彫りの熊をつくっていくようにカタチづくっていく。ここでの指導上の注意点は細部にこだわりすぎず、単元の主旨をつかむ、ということです。

この指導は主に私や野田が子どもと一対一で行います。大まかに言うと、そこではスモールステップで多角的に問いかけをしながら、子どもにたくさん「正解」させて自信をつけさせ、その単元のコアの部分をおおざっぱにつかませていきます。ここで重視していることは、「スピード感」と「全体をつかませる」ことです。スピード感は子どもに意欲を、そして「全体像」は子どもに安心感を与えます

成績が不振の子は、苦手な教科では「学校の授業がわからなくなって」います。子どもは「先生の授業がわかりにくい」からと言いますが、今も昔も、自分にとってわかりやすい先生ばかりではないのです。「大まかに予習しておく」をしておくと、どんな先生の授業も「わかる授業」に大きく変換していきます。子どもにとってそれは相当大きな出来事です。何しろ学校で勉強している時間が圧倒的に多いのですから。「先生の話がわかる」ことこそ子どもの表情に自信をつけさせる最大の近道なのです。

たとえば、木彫りの熊を彫るときに、いきなり熊のつま先の詳細からつくりこんでいくでしょうか?最初はやはりおおまかに「熊に見えるカタチ」をつくり、そこから徐々に細部をつくりあげていくはずです。 実は、各教科とも単元のコアともいえる根幹の部分は、学力に関係なく多くの子ども達が理解できるはずなのです。そこを「その子に応じた」アプローチでスピード感をもってくりかえすことで、自ずと前進し始めるのです。

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